最近、ちょっと困っていること。
私が住んでいる家は、
学校の敷地内にある教員用住宅。
もちろん、外国人が住んでいる家なんて
周りには一つもないので、
ニュンバ ヤ ムズング(白人の家)なんて呼ばれていて、
この辺りを通る人(住人や学生)はみんな知ってる。
んで、困ったことっていうのが、
時々訪ねてくるプライマリスクールの女の子。
ここは教員養成校だから、
生徒の教育実習ができるプライマリスクールが隣接している。
だから、プライマリの生徒も、この家のことは知っているのだ。
訪ねてきては、色々困っていることを話して、
最後に「だから、お金ちょうだい。」と言ってくること。
毎回、その困っていることが違って、
「もうすぐ学校でテストがあるけど、そのテストのお金が払えない」
とか、
「お姉ちゃんがマラリアにかかって困っている」
とか。
彼女はスワヒリ語は話せるけど、英語は話せない。
私は、英語は多少できるけど、
スワヒリ語は本当に少し話せるだけ。
あくまで意思を伝えることができる程度で、
詳しい話をすることはできない。
だから、いろいろ英語やスワヒリ語で話してみるものの
全てがうまく伝わるわけではない。
ぶっちゃけ、全ての話が本当か嘘かわからない。
お金を渡してあげたい気持ちもあるが、
今のところは何もしてあげていない。
必要だと言ってくる額も、
確かにタンザニアではそこそこの金額かもしれないけど、
日本にしてみれば缶コーヒー代にも満たない
微々たるもの。
ボランティアとしての視点からじゃなくて、
同情心からか、単純に助けてあげたくなる。
困っているのは彼女一人じゃない。
かと言って、みんなを助けてあげられるほど
私の手は大きくない。
じゃぁできる範囲でって思ってるけど、
これに応じるのは、なんかちょっと違うと思う。
ボランティアは、お金や物資の援助ばかりではない。
自立して生活していけるように
知識や、生活の知恵、スキルを伝えていくのが、
私たち現地のボランティアの仕事の一つ。
彼女はうつむいて、小さな声で話しかけてくる。
でも、私は単に話を聞いてるだけ。
彼女にとって、本当に良い対応ってなんなんだろう?
一度、ちゃんと家まで見に行けばわかるのかな?
まわりの人に相談もしてみたけど、
「嘘じゃないの?お金が欲しいだけだよ。」
なんて言われて、全く答えにならず。。。
結局、答えがみつからないまま
また何もできずに帰らせることになってしまった。。。
ねぇ、みんなならどうする??
http://w0v0b.blog38.fc2.com/tb.php/82-581279d4
Author:トシ
JOCV21-3でタンザニアへ。現在ソンゲアのTeachers Training CollegeにてPCインストラクターとして活動中。
ただ話を聞いてあげることは大事だと思います。